2011年5月 のアーカイブ

ナニワカラーキットSについて

以前からカラーネガフィルムの現像を自分でやっていますが(安いので)、その際のメモなど。

ナニワカラーキットにはN(フィルム用)とS(印画紙用)の二つがあります。

当然、フィルムであればNを選ぶのですが、コストパフォーマンスを考えてSを使っています。

どちらもキットの内容は「発色現像剤」として溶解液+粉末が2つ、「漂白定着液」が一つとなっているようです。

Nの場合には発色現像液ひとつで保存期間がだいたい一週間~10日、処理本数は 35mmでだいたい10本程度とのこと。

Sの場合には発色現像液(500ml)をそのまま使うと濃すぎるので水道水を足して合計1000mlとした倍希釈液(1:1)としています。ネットでいろいろと検索してみると冷蔵庫保存で約一ヶ月、処理本数は倍希釈液一本で 35mmフィルムが20本可能と報告している方もいて、いろいろと試しています。

私の場合、現像タンクは Joboの倒立攪拌タイプのものを使用していまして、一回の必要量は550ml程度(少しオーバーの量にしてます)となります。

プロセスとしては

1) 前浴 :200倍希釈のドライウェル 10ml を30℃の水で550mlにしたもので30秒

2) 現像;30℃で5分30秒 (35mmフィルム1本ごとにだいたい10秒追加)

3) 停止;50%酢酸 8mlを 30℃の水で550mlにしたもので 1分

4) 定着;30℃で7分

5) 水洗;4分

としています。1)の前浴については議論のあるところだとは思いますが、現像液を長く持たせたいということとムラをなくす目的で必ずやっています。

気をつけることは温度管理で、30℃±1℃の範囲でやっています。まあ、適当だったりもしますが。

自分は水洗後のドライウェルは使わず、硬くしぼったフィルム用スポンジで水分をとるだけです。

最初の頃はモノクロ・カラーにかかわらず仕上げのドライウェルを使っていましたがどうにもゴミの付着が多いように思います。そのため、フィルム用スポンジをぬらしてよくしぼったものを半分に折ってその間でフィルムを上から下までゆっくりと軽くはさんで水分をとるようにしています。

スキャンする前には堀内カラーのフィルム用クロスでフィルムをはさんで軽くふいてからフィルムホルダーにセットします。エアダスターでスキャナー表面の埃をきっちり飛ばして、フィルムもスキャナーに載せる前にはエアでゴミを飛ばしますがこれはブロアーでやります。間違ってもフィルムにエアダスターを吹きかけないように。

自分の場合、このような作業でだいぶスキャンのときのゴミを減らすことができたように思います。

さて、ブローニーについては35mmフィルム二本分で計算してますので現像液一本で 35mmフィルム20本、ブローニー10本としています。

なので、ナニワカラーキットS ひとつで理論上(自分の)は 35mmフィルム40本またはブローニー(120) 20本の現像が可能となるわけです。ただ、保管状況や作ってからの期間も関係するので、へたってきたなあ、と思ったらさっさと新しい現像液を作るのもいいかと。

まあ、以上はあくまでいろいろと調べて「自分なり」にやっているやり方、と了承していただくこととして・・・。

ということで作ってから一ヶ月、冷蔵庫保存の現像発色剤で35mm換算14本目の現像結果を載せておきます。

14本目なので現像時間は 5分30秒 + ( 10秒 x 14 = 140秒)となりますが、現像液は1Lの半分を使ってまたもどす、という感じなので だいたいその 80%(根拠のない適当なあんばいですが)ぐらい、として 7分20秒。

フィルムは Kodakの Portra160NC、カメラは最近 ebay経由で3000円で買った古きロシアンライカコピーである FED-2(レンズは Industar-10 50mmF3.5)。時間帯は仕事前の朝5時に撮ったものです。

park

Portraらしい落ち着いた色だし、現像もうまくいっているようです。

glance

この写真を撮って二日後に階段で転んで肋骨を折ったりして泣きが入りましたが、現像がうまくいっているようで報われたり(笑)。

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雨の散歩

だいぶ前の話(とはいっても数週間前ですが)、阪堺線の始発に乗ってきました。

阪堺線ってのはいわゆる路面電車なんですが、なかなかに風情があります。

どこまでいっても料金は200円(確か)で、街なみをゆっくりと見ながら電車に揺られるのもオツなものでした。

出発は天王寺駅発5時37分。正確な路線名は「阪堺電軌上町線」といって終点は浜寺駅前。
カメラは Flexaret IVに Kodakの Tri-X、Ihagee EXA Ib+Flektogon35mmF2.8に IlfordPAN400一本。

天王寺から乗ったお客さんは住吉公園あたりでほとんどが降りてしまい、その後は一人。夜明けの雨の街が印象的です。

駅と駅の間が非常に短いので路線図の上を電車がどんどん進むのであっという間に終点の浜寺駅前に到着。浜寺駅、というのは南海線のレトロな駅のことのようで、それで「駅前駅」なんでしょうかねえ。

電車や線路を撮影してのんびり一服していると電車の運転手さんが話しかけてきた。どうやらかなりのカメラ好きのようで、いろいろと話もはずむ。しばらく楽しくお話しつつ、電車の出発時間になったようで、会釈してお別れ。朝からお勤めご苦労さまです。

この後は傘をさして小雨の中、あたりを散歩しつつ写真を撮る。

どこに行こうかなあ、と思っていたら近くに公園があるようなのでよってみることにした。
途中でブローニーのフィルムは2本撮りきってしまったので35mmの EXAに変えてあちこちてくてくと歩く。

中判から35mmに移ると世の中の見え方も変わっておもしろいものです。

rainy industrial area

浜寺公園はとても大きい公園だけど、並木道も多くて雰囲気がいいですね。後は雨がふっていなければよいのですが。

少しやんだかな、と思うと再び降ってくるし、靴もだいぶ濡れてしまったので帰ることにする。

始発電車に乗っての散歩もいいですね。

現像はRodinal 1:50で、Ilford400は2分ほど増感してます。
ではまた。

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